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Vinci(ヴィンチ)はヨーロッパ宇宙機関の開発中のロケットエンジンである。アリアン5の新型の上段に搭載される予定で、欧州初の再着火機能を持つ上段エンジンになる予定である。12トンをGTOへ投入できる見込みである。
概要
エンジン仕様
| 真空中の推力 |
180 kN |
| 真空中での比推力 |
465 s |
| 推進剤流量 |
39.4 kg/s |
| 燃焼室圧力 |
6.1 MPa |
| エンジン重量 |
280 kg |
Vinciはエキスパンダーサイクルのロケットエンジンで液体水素と液体酸素を推進剤として用いる。従来のHM7B(ESC-Aの動力)とは異なり、5回まで再着火が可能である。同時にヨーロッパ初のエキスパンダーサイクルエンジンでもあり、燃料と酸化剤供給に必要だったターボポンプ駆動用のガス発生器を取り除いた。これにより燃料の消費効率が高まり比推力が上昇した。
カーボンセラミック製の伸張式ノズルを採用する事により、ノズルの末端の直径が2.15mあるにもかかわらず使用前には最小の長さとなっている。上段が切り離されてから伸張する事により、高い膨張比を持ち、真空中での推進効率が高い。上段の軽量化、推進効率の向上はペイロードの重量拡大に影響が大きい為、効果的である。全長は収納時の2.3mから伸張時には4.2mまで伸びる。
参考
類似のエンジン
出典
リンク