追加被保険者

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追加被保険者(ついかひほけんしゃ)とは、記名被保険者とは別に、それに追加して、保険契約上の利益を得る者をいう。

賠償責任保険では、複数の者が一度に共同不法行為責任を追及されたりすることがあり、賠償責任を負担する可能性のある者のうち、被保険者とする範囲を特定する必要がある。追加被保険者を増やすことは、保険会社におっては引き受けるリスクが増加することから、そのリスクの増加に応じた保険料が設定される。

被保険者間の賠償責任

被保険者を複数とした場合に、被保険者間の賠償責任の取り扱いについて予め決めておく必要がある。賠償責任保険の基本は被保険者以外の第三者に対する賠償責任を担保するものであるから、同一保険契約での被保険者間の賠償責任は対象外である。しかし、同一保険契約の被保険者といっても、被保険者間の関係には濃淡があり、特約により被保険者間の賠償責任も担保するケースもある。被保険者間の賠償責任を担保するケースの主なものとして、請負業者賠償責任保険では、発注者、元請業者、下請業者をそれぞれ1グループとし、グループ内の賠償責任は対象外としつつ、グループ相互の賠償責任は担保するとの特約が結ばれることがある。

各保険での追加被保険者の取り扱い

  • 請負業者賠償責任保険-請負業者賠償責任保険では請負工事の特性を踏まえ、通常、下請負人を追加被保険者として自動担保としている。また、注文者の責任(民法第716条)を担保するために、工事の発注者を追加被保険者とすることがある。
  • 海外PL保険-輸出製品を海外の現地で販売人する者を追加被保険者とすることがある。この場合、販売人と記名被保険者との関係の濃淡により追加被保険者を更に細分化(「ブロード・フォーム」、「リミテッド・フォーム」)することがある。