浅草線短絡新線構想

提供: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

浅草線短絡新線構想(あさくさせんたんらくしんせんこうそう)とは、京浜急行電鉄本線泉岳寺駅から都営地下鉄浅草線に並行して東京駅を経由し、京成電鉄押上線押上駅を結ぶ鉄道路線の構想である。

実現した場合、東京では東京地下鉄副都心線以来の地下鉄新線となる。

目次

構想概要

京成線および北総鉄道北総線成田新高速鉄道線(2010年7月開業予定)の各方面から本路線を経由し、東京駅を経由し、泉岳寺駅で京急線との相互直通運転を行う予定である。現在の都営地下鉄浅草線の西側に新線を建設するとしている。

この路線が完成すれば、羽田空港 - 東京間が約20分(現状30分程度)、成田空港 - 東京間が30分台(現状50分台)、羽田空港 - 成田空港間を50分台で結ぶことが可能になる。また、京成線や京急線などの通勤電車も乗り入れる予定で、併走他社線の混雑緩和も期待されている。

なお、民主党2009年の衆議院議員総選挙マニフェストにおいてこの計画の支持を表明している。

平成22年度予算概算要求の概要にはこの構想が盛り込まれている。

建設費用は3,000億円程と見られている。

当初は、日本橋宝町の両駅から分岐線を新設し、東京駅八重洲口の地下に東京駅を設置すると共に、蔵前駅に待避線を新設する計画があった。

空港アクセス

日本は、都心からの空港アクセスや国内線、国際線(羽田空港 - 成田空港間)の乗り継ぎの利便性が先進国の中ではワーストクラスである。

計画のメリット

この計画が実現すると、京急・京成の車両が東京駅に乗り入れる他、東京 - 成田空港間が30分台、東京 - 羽田空港間が乗り換えなしで約20分、羽田空港 - 成田空港間が直通特急の場合50分台で結ばれる。

また、日本で一番混雑している地下鉄である東京地下鉄東西線や、東日本旅客鉄道(JR東日本)で混雑率4位の総武快速線、7位の京浜東北線(大井町 - 品川間)や8位の京葉線、12位の東海道線(川崎 - 品川間)などの混雑緩和に大きく貢献すると考えられる。

他にも、横須賀方面からの成田空港のアクセス改善や千葉ニュータウンの活性化、東京スカイツリーへのアクセス路線としても期待できる。

問題点

短絡線完成後の京成押上線の混雑は200%越えると予想され、現在一位の東西線が緩和されるので私鉄では日本一となる可能性がある。

京成押上線は信号機の改良や複々線化などの輸送力増強対策を検討する必要性がある。

東京駅の場所

東京駅の設置場所は丸の内仲通り直下が有力である。 地下鉄などへの乗り換え通路を斜めに設置するなどして利便性を高くすることなども検討されている。 また、つくばエクスプレスも東京延伸構想があり、これが実現すればこれの近くか、駅を共有する可能性がある。

関連項目

外部リンク